映画『14歳の栞』を観てきました。
2020年の劇場初公開の時に一度観たので、今回が2度目です。
この映画は実在したとある中学校の2年6組の生徒のドキュメンタリーです。
一度目に観たときは、物語も特になく、淡々と進んでいくので、いったい何を見せられているんだろうって思ってた。
でもクライマックスの3学期終業式の時、自分がその中の一人だったんだと気づいた。
自分が中学生の頃を走馬灯のように思い返すことのできる。
まだ子供で、少し大人に近づいていく頃、自分はいったい何を考えて、どんな気持ちだったんだろう。
ちょっと気になる子もいたし、同級生と冗談を言い合ったり、疎外感を感じたり、部活動に一生懸命になったり。
もう戻れないけど、この映画を通して、自分の忘れていた記憶を呼び覚ましてくれます。
この映画は観ているときより、観終わった後のほうが、より深く心に響いてくる不思議な映画です。
劇場でしか観れない珍しい映画です。
今までのところ、毎年春頃になると上映されるレアな作品ですが、いつ上映が終わるのかわかりません。
もし気になっている方は、迷わず観に行かれることをお勧めします。